福岡で井戸のお祓い(水神上げ)と解体工事|エコゼット株式会社の安心対応

家を解体するというのは、多くのお客様にとって「人生の大きな節目」です。長年住み慣れた家、家族の思い出が詰まった家を壊すのは、どんなに必要なことだと分かっていても少し切ない気持ちになるものです。私たちエコゼット株式会社(福岡市中央区)では、その想いを大切にしながら一件一件の解体工事に向き合っています。

今回ご依頼いただいたのは、福岡市内にある一軒家の解体工事。実際に現地調査を行ったところ、敷地の奥に古い井戸が残されていました。お客様は「子どもの頃、この井戸から水を汲んで祖母が料理をしていたんです」と懐かしそうに話してくださいました。時代が進み、水道が整備されると井戸は使われなくなりましたが、家族の生活を支えてきた大切な存在であることは間違いありません。

そこで私たちは、解体に入る前に神主さんをお招きし、「水神上げ(井戸のお祓い)」を行うことになりました。

井戸のお祓いが必要な理由

井戸はただの穴ではなく、古くから「水の神様」が宿ると考えられてきました。日本では、自然の中に神様が宿るという考え方が根付いており、井戸や大木、石などもその対象とされています。

特に井戸は人の暮らしと深く関わってきたため、閉じるときや埋めるときには「これまでありがとう」と感謝を伝える儀式を行うのが習わしです。水神上げをせずにそのまま埋めてしまうと、「気持ちの整理がつかない」「何となく不安が残る」と感じる方も少なくありません。

エコゼットでは解体の現場で井戸や祠(ほこら)を見つけた際、お客様に必ずご相談し、必要に応じて神事を行うようにしています。それが私たちの責任であり、安心して解体を進めていただくために大切な工程だと考えているからです。

実際の水神上げの様子

当日は、神主さんにお越しいただき祭壇を準備しました。白い紙垂(しで)が揺れる大麻(おおぬさ)、お供え物には米・塩・酒・野菜・果物が並び、厳かな空気が流れます。

神主さんが祝詞を奏上し、井戸の前で祓いを行うと、まるで長い間そこに眠っていた井戸の記憶が呼び覚まされるような感覚がありました。井戸の前で手を合わせたお客様は、「これで安心して工事をお願いできます」と深く頷かれていました。

実際に写真にも残しましたが、井戸に向かって大麻を振る神主さんの姿はとても神聖で、立ち会った私たちスタッフも自然と背筋が伸びました。

井戸閉じと解体工事の流れ

お祓いを終えた井戸は、その後「井戸閉じ」という工程に進みます。井戸は深さや構造がさまざまで、ただ土を入れるだけでは不十分です。将来的な地盤沈下を防ぐため、砂や砕石を丁寧に充填し、最後にコンクリートでしっかりと蓋をします。

井戸閉じが完了したら、ようやく建物の解体に入ります。重機で建物を壊す作業は力強いものですが、その前にこうした丁寧な儀式を行うことで、工事全体が「安全に」「安心して」進められるのです。

人に寄り添う解体業者でありたい

解体工事というと「壊すだけの仕事」と思われがちですが、実際にはそうではありません。家には家族の思い出が詰まり、井戸や庭の木にも歴史があります。それらを大切にしながら新しいスタートのお手伝いをするのが、私たちエコゼットの役割です。

今回のお客様からも「最初は井戸をどうすればいいか分からなかったけど、神事をしてもらえて本当に良かった。気持ちがすっきりしました」と嬉しいお言葉をいただきました。

福岡で井戸のお祓い・解体工事をご検討の方へ

福岡市やその周辺で解体工事をご検討中の方、もし敷地内に井戸や祠がある場合は、ぜひエコゼットにご相談ください。

・井戸のお祓い(水神上げ)

・井戸閉じの適切な施工

・安心安全な解体工事

まで、一貫してお手伝いさせていただきます。

「ただ壊す」のではなく、「心を込めて整理する」ことが、次の世代へ安心して土地を引き継ぐことにつながります。

まとめ

今回のブログでは、福岡市で行った井戸のお祓い(水神上げ)から解体工事までの流れをご紹介しました。

エコゼット株式会社では、解体工事を単なる作業と考えず、お客様の気持ちに寄り添いながら進めています。井戸や祠のお祓いもその一つ。これからも地域に根ざし、安心と信頼を大切にした解体工事をお届けしてまいります。

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