解体現場で出てきた井戸に神対応!エコゼットの知られざるこだわり

井戸を甘く見てはいけません。〜下山門4丁目での解体エピソード〜

こんにちは。

解体工事って、ただ建物を壊すだけだと思われがちですが、実は壊す前に大切なことがたくさんあるんです。

今回は、福岡市西区下山門4丁目で行った解体現場でのちょっと不思議で、でも大事なエピソードをご紹介します。

その主役は……なんと、井戸です。

「あ、これ井戸やん!」

下山門の現場は、昭和の面影が残る住宅地の一角。築年数も古く、数十年住み慣れた家を取り壊して、新たな家を建てたいというご依頼でした。

工事前に現地を下見していた時のこと。

庭の隅に、丸い石で囲われた何かを発見。

「これは…まさか?」

そう、井戸でした。最近ではすっかり見かけなくなりましたが、昭和以前の住宅ではよくある存在です。古い家を解体すると、まれにこういう“お宝”が見つかるんです。宝…というよりは、ちょっとした“神聖な存在”なんですが。

井戸の解体、実はとってもデリケート

さて、この井戸をどうするか。

埋める?壊す?そのまま?

いやいや、そんな軽い気持ちで扱ってはいけません。

昔から日本では、井戸には水の神様が宿っていると信じられてきました。実際、井戸の解体にまつわるトラブルや、事故の話を聞いたことがある方もいるかもしれません。

だからこそ、我々がとった行動は一つ。

鳥飼八幡様にお願いしました!

「下山門4丁目で解体前に井戸があったので鳥飼八幡様にきていただき水神上げしていただきました、小さな事かもしれますせんがこういった発想が大きな事故にならずに今までこれたおかげです。」

井戸をそのまま埋めるのではなく、まず水神上げ”というお祓いを行う。それがエコゼットの基本姿勢です。

福岡市中央区の鳥飼八幡宮の神職の方にお願いして、きちんと神事をしていただきました。

実際の神事は、静かで厳か。

でもどこか、土地に感謝を伝える温かさもあって、現場スタッフも自然と背筋が伸びる思いでした。

不思議と現場がスムーズに

このお祓いのあと、解体工事はすこぶる順調に進みました。

建物の取り壊し、基礎の撤去、整地作業……すべてが予定通り。

「こういうのって、やっといてよかったって思うよね」

誰かがポツリと言ったその一言に、皆うなずいていました。

科学的な根拠なんてないかもしれない。

でも、こうした“丁寧な姿勢”が、事故やトラブルを防ぐ力になっているのかもしれません。

「ただの井戸」と思ったあなたへ。

現代では、水道も完備されて井戸の必要性は少なくなっています。

でも、井戸はかつて、命を支えるライフラインだったんです。

家族の生活を守り、何十年も水を提供してきた存在。

それを無視して、いきなり壊すのは、やっぱり忍びない。

だから私たちは、たとえ古くても、誰も使っていなくても、井戸には敬意を払って接するようにしています。

最後に:人に見えないものも、大切に。

「解体=壊す仕事」と思われがちですが、私たちがやっているのは未来をつくるための、過去とのお別れでもあります。

見えないけれど、ちゃんとそこにある「想い」や「歴史」に目を向ける。

そうすることで、これまで大きな事故もなくやってこられたと、私たちは本気で思っています。

井戸のお祓いという小さな行動が、その積み重ねのひとつ。

そしてそれこそが、エコゼットが長年、安全に現場をこなしてこられた理由のひとつです。

これからも、目に見えないものにこそ、きちんと向き合っていきます。

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