老朽化した6階建てビルを解体!

【解体工事事例】春日市昇町にてRC造6階建てビルを解体
~4ヶ月にわたる安全・丁寧な大規模解体の現場から~
こんにちは。福岡県を拠点に解体工事を行っておりますエコゼット株式会社です。
今回は、福岡県春日市昇町にて行った、鉄筋コンクリート造(RC造)6階建てビルの解体工事について、私たちの現場での取り組みや流れをご紹介いたします。
この解体工事は、工期約4ヶ月間という長期のプロジェクトで、住宅街に位置する建物だったことから、安全・環境・地域対応に最大限の配慮をしながら取り組んだ案件でした。
◆ 解体のご依頼背景と建物概要
今回ご依頼いただいた建物は、春日市昇町にある築約40年の鉄筋コンクリート造6階建てのビル。
かつては複数のテナントが入る商業ビルとして利用されていましたが、年数が経つにつれて空き室が目立ち、老朽化も進行。
構造的な強度や耐震面への不安、今後の土地活用の見直しを背景に、建物を一度リセットして更地に戻すという目的で解体工事をご依頼いただきました。
◆ 着工前の大切なステップ:準備と近隣対応
解体工事は「壊す」こと以上に、「壊すまでの準備」がとても大切です。
特に6階建てのRC造ビルのような大規模解体は、工事計画・安全管理・近隣対策の丁寧な準備が欠かせません。
まずは、現場周辺にお住まいの方々や店舗へご挨拶に伺い、
- 工期と作業時間
- 騒音・振動・粉じん対策
- 万一のときの連絡体制
などをお知らせしました。
さらに、建物周辺には通学路もあるため、車両誘導員の配置や作業時間帯の制限など、地域への配慮を第一に考えた工事計画を立てました。
◆ 解体工事の流れ:4ヶ月の工程を段階的に実施
エコゼットでは、「安心・安全・清潔」をモットーに、解体工事を段階ごとに丁寧に進めています。
今回の春日市昇町の現場も、以下の工程に沿って進行しました。
【1ヶ月目】内装解体・足場設置・養生工事
解体工事は、まず建物の「中身」を空にする作業からスタートします。
天井材、床材、間仕切り、電気設備、空調機器、水回り設備などを手作業で撤去。
同時に、建物全体に足場を組み、防音・防じんの養生シートを設置しました。
これは、近隣への粉じん・騒音の影響をできるだけ抑えるための大事な工程です。
【2~3ヶ月目】重機による本体解体(階上解体)
RC造の6階建てビルは、非常に強固な構造です。
そのため、今回の現場では「階上解体(上から順に壊していく工法)」を採用しました。
重機をクレーンで建物の屋上に乗せ、1フロアずつ慎重に壊しながら下の階へと進めていきます。
この方法は、狭い街中でも安全に大型建物を解体できる優れた手法です。
粉じんの飛散を防ぐため、作業中は常時散水し、現場内は濡れた状態をキープ。
騒音を抑えるため、破砕音の少ないアタッチメントを使用し、近隣の方に配慮しました。
【4ヶ月目】基礎解体・整地作業
建物の構造体がすべて撤去されたあとは、地下に埋まっているコンクリート基礎の解体です。
掘削して基礎を取り除いたあとは、地盤の高さを整え、水はけや沈下に注意しながら土地を平らに仕上げる整地作業を行います。
また、コンクリートがらや鉄筋などの廃材は、すべて適切に分別・リサイクル処理。
エコゼットでは、環境への配慮にも力を入れており、資源の再利用率向上にも取り組んでいます。
◆ 工事完了後の姿と地域の声
4ヶ月間にわたる工事を経て、現場は無事、きれいな更地へと生まれ変わりました。
解体前のビルがあった場所はすっかり開放的になり、今後の土地活用への準備も整いました。
近隣の方からは、
「こんなに静かに工事が進むとは思ってなかった」
「毎朝きちんとあいさつしてくれて安心感があった」
「粉じんや振動も想像よりずっと少なかった」
と、ありがたいお言葉をいただきました。
このような声は、私たちスタッフにとって何よりの励みになります。
◆ 解体は、未来につなげる仕事
「解体」と聞くと、“壊す”というイメージを持たれがちですが、私たちはそれ以上に、
**「新しい未来のために準備する仕事」**と考えています。
建物には、住まいや商売など、さまざまな思い出が詰まっています。
その役目を終えた建物を丁寧に解体し、次の時代へと土地を引き継ぐこと――
それが、エコゼット株式会社の使命です。
◆ 最後に
春日市昇町での6階建てビル解体工事は、私たちにとっても非常に意義のある現場となりました。
今後も、「地域にやさしく、人にあたたかく、安全に」を合言葉に、地元福岡の解体工事に取り組んでまいります。
建物の解体を検討中の方、老朽化や空き家の処分にお困りの方は、ぜひエコゼット株式会社までお気軽にご相談ください。
現地調査・お見積りは無料です。経験豊富なスタッフが、わかりやすく丁寧に対応させていただきます。
エコゼット株式会社
― 解体のプロフェッショナルとして、未来をつくるお手伝いを ―
